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10月24日に開催された「JATAの森」植樹祭には、JATA役職員、関係者、その家族はもとより、世界各国の大使、政府観光局代表、その家族らも参加し、「JATAの森」の植林を通して、国際交流の花が咲いた。 埼玉県秩父郡長瀞町にアジア・太平洋、ヨーロッパ、中東、アフリカ各国の人々が一同に会することは、そんなにあることではない。国際会議ではなく、世界各国の人々が環境保全活動という共通の目的のために一緒に山を登り、苗木を植え、汗を流すことで連帯意識が生まれ、地元の人々との交流も深まる。 JATA社会貢献委員会環境対策部会長として、長年、JATAの環境対策活動をリードしてきた西武トラベルの糟谷愼作社長は、「自然遺産の恩恵を受けてツアーを造成している旅行業界が先頭を切って環境保全活動を行うことで、全ツアーが環境保全型の自然に優しいツアーになることを期待している」と語った。そのためにも「JATAの森」を今後、「環境保全運動」として、全国に、そして世界に広げていかなくてはならない。 今回は世界各国の大使や政府観光局の日本代表が、「JATAの森」の趣旨に賛同して参加した。その一人である韓国観光公社の呉龍洙東京支社長は、韓国でも同様な活動を行いたいと語り、例えば、韓国のKATAが主催してJATAが協力するなど、韓国で「KATAの森」の運動が始まる可能性も示唆した。 JATAはミャンマーの支援に「旅の力」学校を寄贈したり、これまでも社会貢献活動を実施しているが、今後はさらに環境・社会貢献活動が内外から求められるのかもしれない。 旅行業界全体がグローバル化していく中で、日本から海外のアウトバウンド事業から、第3国間をも視野に入れた旅行事業を展開するなら、環境保護・社会貢献活動は、業界全体を挙げて取り組むべき課題となろう。 今回の植樹祭に参加したアジア・太平洋、欧州、中東・アフリカ諸国の多くは、今後、デスティネーション開発が期待される国々が多い。観光開発のためには、地元の協力が不可欠であり、ともに協力していくことで、新たな観光地が生まれる。そして、新しいデスティネーションの条件は、「環境保全と観光の両立」であり、サスティナブルツーリズムの実践に他ならない。 その第一歩が埼玉県長瀞町宝登山とすれば、これが日本の各地域に広がり、そして、今回植樹祭に参加した世界各国で行われ、それをJATAが協力するようになっていくことが理想だろう。 今回の「JATAの森」の地元である長瀞町長も「長瀞町を訪れる旅行者が親子何代にもわたって何度も訪問できるリピーターとなれるように、自然を守っていく」と語り、埼玉県で最も小さな長瀞町を自然と観光が両立する町にしていくことを明言した。 この関係を日本全国、世界へ広げていくことが大事だ。今回は関係者による参加だったが、旅行業界が企画して、世界各国に植林などの環境保全ツアーが造成されることを期待したい。世界中の森が失われていく中で、旅行業界が環境保全運動の先頭に立ち、ツアー参加者が自ら植林などの環境保全活動に参加することは非常に意義あることだ。 これからの海外旅行のキーワードは、旅をする「目的」であると指摘されているが、自然景観を楽しむために海外旅行に行くことから一歩踏み出し、自然景観を楽しむには環境を守らなくてはならない、環境を守るために環境保全ツアーに参加するというようなツアーへの取り組みが必要になってくる。 今回、「JATAの森」で植えた苗木が一人前になるには5年掛かるという。自分の植えた木がどうなっていくかは非常に気になる。とりあえず、四季折々には宝登山に寄って、植えた苗木がどうなっているか見に来よう。 これまで地道に続けたJATAによる環境保全活動が「JATAの森」に繋がり、これが日本全国、そして世界へ広がることが期待したい。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2009-10-26 00:00
| 航空・旅行
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