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2010年も猛暑に入り、国内・海外ともに夏休み旅行の間際予約、下期商品の販売に向けて、旅行業界はかき入れ時だ。ここで収益を上げなければ、どこで稼ぐという状況だ。 昨年はシルバーウィークの「特需」があり、新型インフルエンザでゴールデンウィークの失った分を取り返すことができたが、今年の「特需」は羽田国際化。地方50都市と海外13都市が羽田で結ばれるとあって、旅行会社の羽田利用パッケージツアーは好調に推移している。 しかし、羽田は国際化されても現状では容量に限界があるため、ハブ機能はどうしても限定され、地方からのアウトバウンド、地方へのインバウンドも制約される。それでも、羽田国際化のインパクトは大きく、開設当初は深夜・早朝を含めて国際13路線が決まっているが、中国を含めてさらに路線が増えることは確実だ。 年末恒例の業界で最大のニュースは、今年は羽田国際化がトップになるだろう。羽田新国際線ターミナルのオープンを含めて、これだけ大きな空港インフラの整備は今後も予定されていないので、10月末は業界挙げたビッグイベントになるだろう。 この上半期を振り返ると、海外では上海万博、ワールドカップサッカー大会があり、とくに旅行業界では、半年間続く上海万博への送客も今年の10大ニュースに入ると予想される。 そうしたイベントは別として、上半期に最も印象に残ったことは、「オンライン旅行会社の台頭」ではなかったか。オンライン旅行会社については先行する米国などど比べると遅かったが、その分、日本では昨年、今年と存在感は日に日に増している。 ここまで台頭に時間が掛かった理由の一つには、ハイスピード・インターネットの普及が遅れたことがまず挙げられる。電話回線からADSLの移行がスムーズに行かず、逆に光ファイバーの普及に加速度が増したことで、ここに来て、コンテンツの充実とともにインターネットが一挙に広がった。 一方で、iPhoneを筆頭にスマートフォンが普及し、日常的にモバイルでインターネットができる環境が整ったことが大きかった。とくに、アップルのiPhone 4.0、iPadの普及は日本でインターネットを身近にした功績は大きい。 とくに、その傾向が堅調になったのが2009年で、この年は国内宿泊旅行の主流が旅行会社からオンラインに移行した年として、今後も長く語られるだろう。国内においてオンライン旅行会社としての楽天トラベル、じゃらんの存在は、JTBよりも大きく、国内旅行取扱額の少ないHISは、その存在さえも霞んでしまう。 観光庁は主要旅行業者の取扱額統計に4月から楽天トラベルを加えた。これもオンライントラベルの存在の大きさを象徴している。同社は4月統計で国内旅行4位、海外旅行35位にランクインした。 2010年は紙面に、楽天トラベルをはじめとするオンライン旅行会社が登場する機会が増えた。とくに、海外旅行で露出する回数が大幅に増加している。 とくに、オンライン旅行会社と韓国観光公社をはじめ政府観光局とのコラボレーションが目立っている。先だっても、オーストラリア政府観光局はホールセラー、団体旅行(教育旅行)とともにFIT拡大に向けてオンライン旅行会社への働きかけをはっきりと示した。 その最大の理由は前にも記したが、HISも含む既存旅行会社が海外旅行市場で伸び悩んでいるのとは逆に、オンライン旅行会社は国内旅行市場で飽和点に近づきつつあるからだ。彼らの成長戦略はインバウンドとアウトバウンドにある。アウトバウンドのオンライン旅行需要は始まったばかりと彼らには写っているように見える。 2010年は海外旅行の主流がパッケージからFITに名実ともにシフトした年、オンライン旅行時代に入った年として位置付けられるかもしれない。そこに成長戦略が見えるなら、既存旅行会社も前にも増して投資をして勝ち抜かなければならない。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2010-07-26 00:00
| 航空・旅行
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