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プリンセス・クルーズのジャン・スワーツ新社長が来日し、2013年に続き、2014年はさらに日本市場の拡大に向けて、積極的に広告展開し、日本人のクルーズ旅行の拡大に努めることを明らかにした。 2013年に就航したプリンセス・クルーズのサン・プリンセス号による日本発着クルーズは、日本のクルーズ市場を新たに切り開いたと言っても過言ではない。クルーズの魅力を一般消費者に広く浸透させたことは、高く評価されるべきだ。他社も追随して、日本発着の外航クルーズが浸透してきているが、その先駆けはプリンセス・クルーズであり、2013年は日本の「クルーズ元年」として、時代を経るに連れて記憶に残る年になるだろう。 一部メディアで日本発着外航クルーズをLCC(ローコストキャリア)と同じようにLCC(ローコストクルーズ)と呼んでいたが、旅行代金はリーズナブルだが、内容は航空会社のLCCとは真逆の「オールインクルーシブ」の充実したサービスを提供している。 「クルーズ元年」の2013年を受けて、2年目となる2014年は「日本のクルーズ人口を爆発的に増加させる」年として、プリンセス・クルーズはサン・プリンセスに加えて、日本の三菱重工長崎造船所で建造されたダイヤモンド・プリンセスを日本市場に投入し、2隻体制で臨む。2014年シーズンの集客目標人数は、全コース合わせて10万人。初年度の2013年から5倍以上の拡大をめざす。 プリンセス・クルーズがこれだけ日本市場に投資するのも、日本市場のポテンシャルの高さを見抜いているからだ。しかし、外航客船に対する参入障壁が日本のクルーズ市場の拡大を拒んできた。2013年に外航客船の日本発着クルーズが認められたとはいえ、現状では海外寄港が義務付けられており、日本人も外国人も外航客船の日本発着クルーズを楽しむためには、パスポートが必要で、行程の大部分が国内旅行であるにもかかわらず、海外旅行になってしまう。 昨年のプリンセス・クルーズ顧客の約7割を占める日本人は、パスポートを取得していないと日本発着外航クルーズに乗ることができない。パスポートを取得していない日本人の約6割が乗船できない。 外航客船、外国航空会社はカボタージュ規制によって国内路線に参入できないが、航空路線は外国企業との合弁などにより外国系企業が参入、客船も外国港1港に寄港する日本発着クルーズが認められた。国内旅行を拡大し、地域を活性化し、利用者利便を向上するためにもカボタージュを認可する時期に来ていると考える。 一方で、政府が成長戦略として推進する観光立国政策にも、このカボタージュ規制が壁となる。プリンセス・クルーズの日本発着クルーズは、3割が外国人旅客が占めた。2014年は日本国内をクルーズで楽しむ訪日外国人がさらに拡大する。 しかし、外国人旅行者はカボタージュ規制のため、日本発着クルーズは外国に一度寄港、日本に再入国するため、数次ビザが必要になる。中国、ロシア、ブラジルなど今後訪日需要の拡大が見込める国からの需要が制限される。 政府は観光の重要施策として、「大型クルーズ船に対する入国審査の迅速化・円滑化、外国クルーズ船 社に対応するワンストップ窓口の周知」などの実現を図るとしている。 カーニバル・ジャパンの木島榮子社長は、日本の旅行業法が寄港地観光の企画・販売でネックになっていること、寄港地での外国人の出入国審査に時間が掛かることを本紙の新春インタビューで指摘している。結局、それが地域活性化への妨げとなる。 観光で地域を活性化させる。それが目的なら、日本人であれ、外国人であれ、現地に行って消費してもらわなくてはならない。外航クルーズで日本の地方を観光する。地方の受入体制の整備とともに、クルーズ規制の緩和が求められる。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2014-02-10 00:00
| 航空・旅行
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