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トルコ・イスタンブール国際空港で自爆テロ、バングラデッシュ・ダッカのレストランで人質事件、さらにはイラク、サウジアラビアなどでテロ事件が頻発している。ダッカのレストランの人質事件では日本人多数も犠牲になった。 国際空港や外国人利用レストランなど、多くの外国人が集う場所がテロの標的にされる。いわゆるソフトターゲットを狙うことで、事件のインパクトの最大化を図る。既にパリでは、コンサート会場、サッカー・スタジアムなどが狙われた。 イスタンブール国際航空は、ターキッシュエアラインズのハブ空港。日本からトルコへの旅行者は、ISによるトルコ国内のテロ事件から減少しているものの、ターキッシュエアラインズ利用イスタンブール経由ヨーロッパ路線は、航空運賃もリーズナブルで、欧州各国の政府観光局もキャンペーンを展開していることから、旅行商品も造成されている。イスタンブール国際空港を敬遠する旅行者も出てくるかもしれない。 ただ、今回の一連のテロ、人質事件は、空港やレストランで起きたことにより、世界中のどこにいても巻き込まれる可能性があるということ、そして日本人がターゲットにされたことが最も大きいように思う。 映画で、主人公がレストランに行こうとして目の前で家族がテロの爆破の犠牲に合うというシーンがあったが、そうしたことが現実に起きている。 海外旅行で到着した空港、交通機関、観光地、テーマパーク、レストラン、コンサート会場、スタジアム、博物館、美術館、行く先々がテロのソフトターゲットになる。印象としては、テロに遭う確率は高くなったと思うだろう。 フランス・パリで起きたテロ事件で、欧州の旅行需要の回復が海外旅行の最大の課題だが、今回のイスタンブール、ダッカの事件は海外旅行にどう影響を与えるだろうか。 日本旅行業協会(JATA)の田川博己会長は7月1日の会見で、イスタンブール国際空港のテロ事件の影響について、未だ欧州の旅行需要回復に道半ばということもあって、欧州への旅行需要にはそれほどの影響はないという見方を示した。この会見はダッカの事件の前だった。ダッカ事件で、日本人が犠牲になったことが、海外旅行全体にどのような影響を与えるか。 こうしたテロ事件が起きるたびに、海外旅行の目的地が狭まれることは否めない。既に、テロで大きな影響を受けているトルコ、一部に人気のあるバングラデッシュへの旅行は影響を受ける。治安に不安を感じる発展途上国への旅行もマイナス要因になる。より安全な観光地へとシフトしていくことは自然の流れとなる。 ハワイ、米国本土、オセアニアなどへの海外旅行のシフト、日本でも起きないとは言えないが、安全な国内旅行へのシフトは増える可能性もある。但し、国内も含めてこうした比較的安全な場所で、万一発生した場合のインパクトは限りなく大きい。 2016年も上半期が終わった。2016年は「海外旅行復活の年」としてスタートした。1-4月は前年比プラス、5月はマイナスだったものの、上半期の海外旅行は前年を上回ることが確実視されている。9月末までの夏休み期間も、JTBの旅行動向調査によると、前年比7.4%増の見込みという。JATAの海外旅行動向調査でも、四半期ベースで、今後は先へ行くほどに回復していくと予想している。但し、この予想はイスタンブール、ダッカの事件の前だったことを割り引かねばならない。 9月には、第3回目のツーリズムEXPOジャパンが開催される。今年のフォーラムは、これまでの「国際観光フォーラム」から名称も「ツーリズムEXPOジャパンフォーラム」に一新される。国連世界観光機関(UNWTO)のタレブ・リファイ事務局長、世界旅行観光協議会(WTTC)のデイビッド・スコースィル理事長も来日する。 フォーラムでは、英国のEU離脱がツーリズムに与える影響とともに、ソフトターゲットを標的とするテロに対して、ツーリズムはどう立ち向かうのか、トップリーダーの議論を期待したい。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2016-07-11 00:00
| 航空・旅行
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