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日韓国交正常化40周年に当たる2005年を「日韓共同訪問の年」とすることが決定した。このために、共同目標として2010年に両国は訪日外客を倍増することとし、石原国土交通大臣と韓国のチョン・ドンチェ文化観光部長官の両国観光担当大臣がサインした。両国の観光広報大使に日本は木村佳乃さん、韓国はチェ・ジウさんが任命された。 両国にとって実にめでたいことではあるが、多分にセレモニー的な色合いが強く、そのために日韓で何をするかという具体的な戦略はどうも見えてこない。 その前に、小泉首相とノ・ムヒョン大統領による日韓首脳会談が行われ、愛知万博期間中の韓国人の訪日観光目的の短期滞在ビザの免除が決まったが、一連の動きを見ていると、小泉首相のパフォーマンスという印象も受ける。 観光広報大使にしても、チェ・ジウさんは日本でも韓国ドラマ「冬のソナタ」のアイドルで、今が「旬」の女優。彼女は観光広報大使としての役目を心得ていて、韓国の魅力的な訪問地として、ドラマの舞台となった南恰島を挙げていた。 これに対して、木村さんの観光広報大使選定には首を傾げざるを得ない。彼女が果たして韓国で知られているのだろうかと疑問符が尽くし、インバウンドを促進することが観光広報大使の役目なら、世界的に知られている人、とくに「日韓共同訪問の年」というなら、少なくとも韓国で著名な人を選定することが前提と思う。 それに彼女、日本の魅力的な場所として、東京、京都、伊豆を挙げていたが、基本的に東京中心の人で、ビーチが好きなら伊豆ではなくて沖縄だろうと思うが、どうも日本全体をアピールするという意識に欠けているように感じられた。 今回の日韓観光交流拡大のセレモニーは、「チェ・ジウ」効果で、マスコミにも大々的に取り上げられたが、それは一過性のものだ。本当に来年を「日韓共同訪問の年」し、2010年に両国の訪日外客を倍増するなら、これからが重要となる。早く具体策を示してほしい。 とくに、最も重要なことは、先の2002年の日韓サッカー・ワールドカップ、来年の愛知万博と期間限定ながら韓国人旅行者の観光目的の短期滞在ビザ免除を実施するからには、これを相互主義に基づき、恒久的に短期滞在ビザの免除を実施することだと思う。 国土交通省はもちろん検討しているとは思うが、省庁間の調整により、万博終了後もそのまま継続してビザ免除を実現してほしい。既に、香港は4月から観光目的の短期滞在ビザは免除となり、訪日外客が増加しており、次は韓国だろう。 9月15日からは中国の訪日団体観光ビザ対象地域が、現在の北京市、上海市、広東省に天津市、江蘇省、浙江省、山東省、遼寧省の4省1市が加わり、5省3市に拡大される。これもいずれはさらに拡大され、最終的には観光目的の短期滞在ビザ免除になろう。 今年の訪日外客数は伸びている。6月は前年同月比42%増の50万人、1〜6月の上半期累計では、前年同期比30%増の298万人と過去最高を記録した。2002年上半期と比べても16%増の伸びを示している。とくに、韓国、台湾、中国、香港など、東アジアからの訪日客が大幅に増加した。 これは、仮りに下半期が2003年実績並みだったとしても、2004年の訪日外客数は年間で590万人レベルに達する計算となる。また、上半期同様に、2002年比で16%増の伸びを下半期も持続できれば、2004年は608万人レベルに達する計算となり、初の600万人台達成も夢ではない状況だ。訪日外客数は昨年8月から今年6月までの11ヶ月間連続で、過去最高値を記録する好調ぶりを示している。 今年600万人を達成すれば、2010年までの残り6年間で約70万人増えれば1000万人を超える。決して簡単な数字ではないが、達成不可能ではない。それには、韓国ビザ免除などの受入体制の整備と魅力ある観光地づくり、ビジット・ジャパン・キャンペーンの展開が成否を握る。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2004-08-02 00:00
| 航空・旅行
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