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2006年の海外旅行者数(日本人出国者数)は1800万人を超えると予想されたが、JTBは1-4月がそれほど伸びていないことなどから1780万人前後に下方修正した。日本旅行業協会(JATA)は、2007年に日本人出国者数2000万人を目標にしているが、今の伸びを考えると達成は非常に厳しい。 しかし、こうした目標に従ってロードマップをつくり、アクションプランも決まるので、仮に達成できなくても、数値を毎年見直して目標に近づけて努力することが重要だ。 旅行に関して言えば、「量」とともに「質」が重要だが、どうしても分かりやすい目安となるとボリュームになってしまう。旅行の場合は、景気や様々な外的要因、路線撤退など航空会社の経営環境とも関わるだけに、今後はボリュームだけで論議することはさらに難しくなってくるだろう。 とくに、観光局など現地サイドから見れば、日本人旅行者数の増加とともに、重要なのが旅行者の現地における消費額だ。将来性が見込まれるデスティネーションなら旅行者数の増加が最大の目標になるが、メガ・デスティネーションの場合は、供給に限度があるため、リピーターを重視して人数よりも旅行消費額を重視しているところもある。 企業の場合はどうだろうか。経営成績は売上高や利益で判断される。とくに、旅行業界の場合は売上高利益率が他の業界と比べて低いことから、収益性を高めることが課題となっている。そのために、低価格からの脱却、低額商品から高額商品への移行、専門性重視などが言われるわけだが、一部に高品質商品が出てきているものの、全体からすると低価格化が進行している状況は否めない。 グループ経営、連結経営の時代に、取扱人数ベースで比較しても、実際の意味はないように思う。航空会社を見ると、日本では旅客輸送量をどうしても人数ベースで判断しがちだが、外国では有償旅客キロで判断するし、エコノミークラスのロードファクターが良くてもビジネスクラスが乗っていなければ収益性は低いわけで、旅客数はマネジメントの重要な判断材料にはなりえない。 日本の航空会社でもJALとANAの単独の比較ではなく、JALグループとANAグループで比較されることが恒常化している。分社化・系列化が進む現状では単独比較では難しくなっている。 旅行会社はJTBの事業持株会社化・分社化で、さらに比較が難しくなった。既に、2005年から一部分社化が先行したJTBは05年度の海外旅行取扱人数が減少、一方でHISが伸びたことで、単体で比較する限り海外旅行取扱人数が逆転した。 単独ベースで、海外旅行取扱人数はHISが逆転したのに対して、海外旅行取扱額はJTBの方が1000億円以上多い。どういうことなのか。そもそも海外旅行取扱人数の基準が両社同じなのかという疑問がある。 JTBとHISのどちらが一番でも構わないのだが、比較するならグループで比較するのがフェアではないか。ことさら、それを「ナンバー1になった」と宣伝するのも大人げない。 競争相手を煽るような方法は、相手次第では人数優先で、業界全体を巻き込む低価格競争を増長する危険性を孕む。 いくら低価格商品からの脱却が叫ばれても、結局は大手が低価格競争を仕掛けている。JTBとHISの2社だけが突出するような業界は、健全とは言い難い。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2006-07-31 00:00
| 航空・旅行
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