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4月の日本人出国者数は前年同月比1.2%増の129万5000人、1-4月累計でも1.0%増の565万4000人と微増と伸び悩み、このまま推移すれば、今年も1700万人台に留まることが懸念されている。その一方で、訪日外客数は4月が6.3%増の71万4400人、1-4月が11.3%増の264万8000人と順調に伸びており、年間800万人の目標も実現する可能性は高くなっている。 そうした中で、アジア・太平洋方面の出国者数や訪日外客数をみると、まず日中間は中国への出国者数が4月35.5%増の37万2400人、1-4月19.2%増の134万2000人と順調に推移、年間で400万人を超える勢いで伸びている。中国からの訪日客も4月8.3%増の8万100人、1-4月12.5%増の30万2800人となり、日中間はアウト、インともに二桁台の伸びと量的には理想的に推移している。 ただ、日中間、とくにアウトバウンドはビジネス需要が高く、観光需要については割り引いて考えなくてはならないこと、さらに、旅行商品の質的部分では課題を抱えていることが指摘されている。 日韓間は韓国への出国者数が4月2.8%減の17万1800人、1-4月0.1%減の78万2800人となり、3月以降のマイナスで僅かながら累計で前年を割った。一方で、韓国からの訪日客は4月17.1%増の19万500人、1-4月21.1%増の82万1900人と大幅な増加を示している。 このまま推移すれば、2007年の日韓観光交流はインバウンドが250万人、アウトバウンドは前年並みの230万人〜240万人台となり、台湾に続いて韓国もインバウンドがアウトバウンドを上回る可能性が出てきた。 さらに、夏場から下期に掛けて韓国へのアウトバウンドが好転すれば、アウトバウンド、インバウンド各250万人、日韓観光交流500万人の達成も見えてくる。日韓間交流は下期が正念場になりそうだ。 そうした中で、アウトバウンドは太平洋・オセアニア方面が非常に厳しいと言える。ハワイは4月8.9%減の9万1500人、1-4月7.6%減の41万6000人、グアムは4月1.3%減の6万6600人、1-4月4.7%減の32万4700人、マリアナは4月32%減の1万5600人、1−4月17.7%減の7万7100人、オーストラリアは4月8.8%減の4万600人、1-4月11.1%減の20万7800人、ニュージーランドは4月9.3%減の8100人、1-4月13.2%減の4万6900人とマイナス傾向が続いている。 この中で、ハワイへの日本人訪問者数は、133万1100人まで落ち込んだ2003年よりも低いレベルで推移しており、2007年は130万人台を割る可能性も出てきた。 2003年はSARSの影響で日本人出国者数は1330万人台まで落ち込み、全体の10%がハワイへの訪問者数と言われた。当時、JATA(日本旅行業協会)が海外旅行需要を予測する時、日本人の海外旅行者数の10%はハワイへの訪問者との見方をしていたが、ハワイ側は航空機の供給等を勘案すれば、これは困難とし、量から質への転換、高品質旅行の必要性を訴えてきた。実際、2006年の日本人出国者数1753万人に対してハワイへの訪問者数は137万人とシェアは減少している。 ハワイへの日本人訪問者数は米国同時多発テロ事件以前の1990年代から漸減傾向を続けており、2003年をSARSの影響による特別な年と見れば、今も人数的には減り続けていることが分かる。比較論から相対的に伸びている中国への旅行者のシフトと見られがちだが、中国とハワイでは旅行目的が違いすぎで、同列で論じるには無理あると思う。 長期的な傾向を視野に入れると、世代が低くなるに連れて、実際にハワイへ旅行に行こうという旅行意欲が減退していることは否定できない。これは、太平洋・オセアニア地域では高低はあるにせよ、ほぼ同じ傾向にあると見られる。 加えて、ビーチリゾートの分野では、90年代と比べてインフラが格段に整備され、価格的にもリーズナブルになった沖縄方面の影響も大きいと言わざるを得ない。海外のビーチリゾートは、これまでのリニューアルではない新しい開発が必要な時期に来ているのかもしれない。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2007-06-25 00:00
| 航空・旅行
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