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ホールセーラー各社の2008年度上期の旅行商品が、ほぼ出揃った。暦年と年度ではベースが違うが、2007年の海外旅行者数が1730万人を切った中で、07年度の販売見込人数について、JTBワールドバケーションズはルックJTBが前年度比4%増と過去最高、ジャルパックもアイル・アヴァが7%増と3年ぶりにプラスに転じた。 ジャルパックの場合は、05年度以降に親会社のJALがレジャー路線を中心に路線縮小した影響を受け、07年度は06年度比でプラスにはなったものの、05年度レベルにはまだ達していない。しかし、ジャルパックはリストラにより、「年間40数万人の販売人数があれば、企業として採算点に達する」(梶社長)──構造改革を実施した。 また、近畿日本ツーリストは1月から事業再編を実施し、2008年度は旅行事業創発本部の新設で、ホリデイも仕入と企画を一体化させ、新しいスタートラインに付く。2007年度のホリデイの販売見込人数は3%減だが、団体旅行向けの商品供給の開始などで、08年度のホリデイは14%増をめざす。 各社の上期の旅行商品の説明を聞いて、ルックJTBがさらに抜けたという印象を持った。販売人数もさることながら、08年度上期のパンフレットの充実と新たなサービスの開始は、他社の追随を許さない。新しいパンフレットである添乗員なしと添乗員付きの2種類の「くつろぎの旅」は、もはやパンフレットの域を超えている。文字縦組み、右開き、従来パンフレットの中綴じではなく平綴じのつくりは、高品質の旅行商品を主に扱う旅行会社では見たことはあるが、ルックがこの領域に大きく踏み込んだという印象だ。このパンフレットの制作に相当なコストが掛かったことは、想像に難くない。 また、上期商品の発売に合わせて、新サービスとして投入される「ルックJTBたびケータイ」。「ガクタビ」を含むルックJTBの全参加者がこのサービスを受けることができる。まずは1万台の「ルックJTBたびケータイ」を用意するという。通話とメール以外は全て無料、とくに現地情報もコールセンターの無料通話が安心と安全を向上させる。旅行会社として、最も重要な安否確認がこの「ルックJTBたびケータイ」の導入によって大きく高まることが期待される。 「ルックJTBたびケータイ」はソフトバンクとの共同開発、端末はソフトバンクの「812SH」と昨年末に発売されたばかりの最新機種。ドコモ、auと激しい競争を繰り広げるソフトバンクも力が入っている。 新しいパンフレット、新ケータイ貸し出しサービスというハード面のサービスは、コストを考えると他社の導入は難しい。また、JTBグループ内の高品質旅行会社やガイドブックを販売するJTBパブリッシングとも競合する。JTBは分社化に当たり、グループ各社のさらなる競争を奨励していたが、「ケータイがガイドブックになる」時代なのかもしれない。 こうしたハード面の優位性の一方で、JTBワールドバケーションズはスピード化と専門性を高めるために企画と仕入を方面別に一本化する。これにより、航空やホテルの供給の確保に力を入れる。 ホールセーラーとして、ここまで強くなると、その商品内容が気になるが、ルックJTBは「くつろぎの旅」などの質の部分とともに、量の拡大も続ける。北島社長は「JTBだけでなく、旅行業界全体の海外旅行需要拡大、2000万人の目標を達成するためにも質量ともに拡大を目指す」と語る一方で、プライスリーダー、マーケットリーダーとして、価格競争を仕掛けることはないと明言した。 09年度からは新システムが稼働し、パッケージツアーと個人手配旅行が一つのシステムで連動する。「パッケージかFITか」などの論議も終わるかもしれない。他社の新たな市場取り組みと巻き返しに期待したい。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2008-01-28 00:00
| 航空・旅行
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