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2008年の海外旅行者数は、このまま推移すると1600万人台の前半当たり、2007年の1730万人から一挙に100万人減り、1630万人を割る可能性が出てきた。ここまで海外旅行が低迷する要因には、燃油サーチャージの上昇、若年層の海外旅行離れ、景気後退といろいろ挙げられてはいるが、根底に「海外旅行に魅力がない」と感じる人が多くなったのかなと思う。 「海外旅行に魅力がない」というよりは、「海外旅行に行くほどのこともない」と言うべきか。コアな海外旅行好きな人は当然いるのだが、今の状況で、「海外旅行に行きたいか」と問われれば、余程好きでない限りは、様子見したいと思う方が普通かもしれない。 海外でも国内でも旅行は、やはり行きたいところに行くというのが基本と思う。「どこそこに行きたい」という欲求が旅行行動になるので、その基本には、旅行形態もクラスターもあまり関係がないという気がするのだが、その「どこそこ=デスティネーション」に対する欲求がなくなってきたのかもしれない。 今や「グーグル・アース」で世界中を見ることができるし、定点カメラでいろんな場所をライブで見れるし、「YouTube」で代表される動画共有サイトで好きな場所の動画を楽しめる。インターネットが実物と違うといくら言っても、自分が選んで好きな地方を見ることができることは確かに楽しい。インターネットなら、安全に短時間で、しかも無料で世界中を旅することができる時代になってしまった。 オフィスでも家庭でも、高速インターネットで繋がっていることが常態化した中では、何でもインターネットに依存する。海外旅行に「インターネット」はやはり脅威である。 こういう時代だからこそ、実際の海外旅行の素晴らしさ、実体験の感動をたくさんの人に知ってもらいたいと思う。だからこそのビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)である。海外旅行は色褪せていない。ほとんどが手付かずで、今ほど、デスティネーション開発が必要な時はないのではないか。 ネガティブな話題が多い中で、最近、海外旅行の未来を感じさせてくれた話題を挙げたい。まず近畿日本ツーリスト(KNT)が商品開発したロタ島。JATA旅行博でもKNTブースの目玉となっていたが、チャーター便によるロタ島商品は、KNTのオリジナルとして注目される。 次に、エイチ・アイ・エス(HIS)による海南島商品。海南島を新しいアジアのビーチリゾートと位置付けるHISは、全国からチャーター便で海南島へ送客し、11月には海南島に合弁会社を設立する。 そして、JTBによるニュージーランドへの環境保護商品の造成。日本人旅行者が減少しているニュージーランドの新たな魅力として環境保護に注目し、まずは高額商品から始めて、大衆化商品も視野に入れる。 これらは、3社独自の商品展開で、現地デスティネーション、航空会社と連動した商品開発であり、旅行会社が主導したデスティネーション開発として注目する。これこそが旅行会社の役割であり、旅行業のステータスを高めることだと思う。 有力デスティネーションへの航空会社・ホテルの仕入が先細りになる中で、旅行会社が独自にデスティネーションを開発して商品造成することは健全な競争と言える。同じデスティーションに価格の安い類似商品を造成するのではなく、独自性で勝負することは評価できる。 海外旅行の魅力は「デスティネーションの魅力」、実体験の素晴らしさに尽きる。これらをモデルとして、チャーター便を活用して、旅行会社が個々に、また協力し合って、独自にデスティネーションを開発することを期待したい。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2008-10-27 00:00
| 航空・旅行
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