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財務省によると、7月の旅行収支は1295億円の黒字で、4月の1334億円には及ばなかったものの、それに次ぐ過去2番目の高水準となり、7月としては過去最高を記録した。また、4カ月連続して1000億円以上の黒字を経常、10カ月連続して黒字を続けている。7月は前年同月比で1157億円の黒字幅を上積みしている。 これにより、1-7月累計の旅行収支は、前年の519億円の赤字から6569億円の黒字となり、改善幅は7088億円に及んでいる。旅行収支の黒字は、13カ月連続して黒字化している日本の国際収支にある程度貢献していることは間違いない。 日本政府観光局(JNTO)から既に発表の通り、7月の訪日外国人数は前年同月比51.0%増の191万8400人と単月で過去最高を記録。これに対して、5月の出国日本人数は6.7%減の132万人と単月で60万人と大きく差が開いた。 1-7月累計の訪日外国人数は46.9%増の1105万8300人と7カ月間で1000万人を突破し、1100万人台にまで乗せた。一方で、出国日本人数は5.1%減の894万4500人と900万人台を割り、7カ月間で訪日外国人数が200万人以上も上回った。 徳山日出男国土交通事務次官は専門紙との就任会見で、訪日インバウンドの急成長について、宿泊施設、国内バス手配、航空座席の供給などに新たな壁ができており、これに取組むことを真っ先に挙げた。2016年度の観光庁概算要求でも、訪日2000万人に備えた緊急対策として、宿泊不足やバス対応に4億円を計上した。 訪日インバウンドの急成長は、海外アウトバウンドにも影響を及ぼしている。航空会社はインバウンドの急増を受けて、新路線の開設や増便の事業規模拡大を進めている。しかし、供給座席は増えてもインバウンド優先で、アウトバウンドには席が回ってこない状況が続いている。 「アウトバウンドの需要はあるのだが、如何せん、航空座席が足りないので、ツアーを造りたくても造れない」という声も聞こえてくる。 また、訪日インバウンドの急成長とともに、国内旅行が北陸新幹線の開業、新たな世界遺産登録などの要因もあり、好調に伸びている。このため、旅行会社の商品造成も、最近は国内旅行のツアーが非常に目立っている。 本紙を見ても、鉄道や世界遺産を組み合わせた商品など、各社が競い合うように造成しており、海外と国内を取り扱う旅行会社は、現状では国内旅行に焦点を当てているようだ。 海外の観光局に話を聞くと、日本人旅行者の多いメガ・デスティネーションでも、旅行会社と一緒にプロモーションを展開したいという声を聞く。しかし、旅行会社は予算を国内旅行に集中的に投下しており、その分、海外旅行の予算が少なくなっているという。 旅行会社にも言い分はある。毎月の取扱高を見ても、海外旅行、とくに企画商品は大きく落ち込んでおり、これはテコ入れを図るレベルを超えている状況なのかもしれない。海外旅行の落ち込みを好調な国内旅行と急成長の訪日旅行でカバーする。訪日旅行は急成長していると言っても分母が小さいことから国内旅行の強化に力が入る。 訪日旅行と国内旅行は共通部分が多いため、国内旅行の強化は訪日旅行にフィードバックする。旅行会社の中には、「今や同じようなもの」という方向性の会社もあり、今後は仕入・造成面では、国内・訪日旅行は同じ枠組みになっていくのだろう。 9月24日から「ツーリズムEXPOジャパン」が始まる。海外旅行・国内旅行・訪日旅行の三位一体のイベントとして、とくに海外旅行の需要回復、拡大に大きく声を挙げたい。東北、箱根の観光復興も分かるが、海外からの出展者は日本の海外旅行誘致のために来ているのであり、出展者の期待に応えるためにも、ここは低迷する海外旅行需要の回復を入場者に訴えたい。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2015-09-14 00:00
| 航空・旅行
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