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最近、購買欲をそそるような商品がなかなか見つからなかったが、今年に入って2つの商品が気になっている。 一つは、ニコンが発売した、いわゆる「ネオ一眼」の超望遠コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P900」。撮像素子は1/2.3型と小さいながら光学83倍(2000mm相当)、電子ズームなら8300mm。天体望遠鏡さながら月は大写し、土星をも写し込めてしまう。 発売からちょうど1年が経過したが、さすがに光学83倍は他社の追随を許さない。このカメラには「月モード」、「鳥モード」など天体好きや野鳥好きなどを狙ったモードが最初から設定されている。価格は5〜6万円台。 もう一つは、ヤマハ発動機が発売した電動アシスト付きロードバイク「YPJ-R」。ロードレーサーに、新開発の軽めの電動アシストユニットを取り付け、坂道などで補助してくれる。これによって、市街地やワインディングロードを「爽快」に駆け抜ける。かつてはロードレーサーに乗っていいたが、年齢、健康上から体力的に限界のある人、一度はロードレーサーに乗りたかったが、体力的に自信のない人などには、待望の商品と言える。価格は23万円台。 別にこの2つの商品をお勧めしているわけではなく、これらの商品がターゲットとしているマーケットが似通っているので取り上げた。 例えば、「COOLPIX P900」の場合、前述の月、野鳥だけでなく、航空機やスポーツシーンの撮影でも望遠は必須だが、2000mm相当をデジタル一眼で撮ろうとすれば、カメラ本体と超望遠レンズ、三脚を揃えると、相当の出費と重量を覚悟しなくてはならないし、「とてもそこまでは」という気になる。しかし、「COOLPIX P900」を買えば、5万円の出費で、「そこそこ」の写真が撮れる。とりあえず1台買って、外出したくなる商品である。 「YPJ-R」もロードレーサーのような自転車には乗りたいが、体力的に疲れる。電動アシスト付き自転車は「ママチャリ」で、「男」としては、あれに乗るのはやはり恥ずかしい。こうした「男」のモヤモヤを解消してくれるのが「YPJ-R」だ。 この2つの商品がターゲットとするマーケットをコア、ミドル、ライトに分けるなら、ミドルのライト寄り当たりか。コア層からみれば「なんちゃって」層で、この2つの商品に対するマニアからの批判、罵倒は凄まじいものがある。開発したメーカーのコンセプトを許せないという人々もいる。 しかし、市場が縮小化していく中で、コア層からミドル、ライトな層へ市場を拡大するためのこうした商品開発はとても重要ではないか。 旅行にしても同様で、今は絶景ブームと言われ、絶景や秘境がコア層のものからミドル、ライトな層へと広がっている。気軽とまではいかないまでも、これらの層に旅行会社が「アシスト」することで、市場はさらに拡大すると思う。 今年は「海外旅行復活」の年。フランスを始め欧州、中国、韓国などテロや政治問題で低迷するデスティネーションの需要回復、ハワイ、ミクロネシア、オセアニア、北米、中南米、アジア、アフリカなどの需要拡大が求められる。 どこのデスティネーションにも、その場所が好きなマニアックな人々がいる。コアな層は、とても大切だが、市場を拡大する上で、相反する場合もある。旅行需要を回復する上で、コアな層を全面に出すとライトな層が引いてしまうこともある。デスティネーションの魅力は、人それぞれで違う。多様化しいていることを念頭に置くことだ。 旅行会社にも、ニコンやヤマハの2商品のような市場開拓の商品がほしい。コア層、マニア、SNSで何を言われても跳ね返す、市場をつくり出す商品を企画してほしい。旅行業界には、そうした感性を持っている人がたくさんいるので期待している。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2016-03-07 00:00
| 航空・旅行
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