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名古屋が元気だ。来年2月17日の中部国際空港開港、その1カ月後の3月25日の愛知万博(愛・地球博)開催を控えて、旅行市場規模の拡大が期待されている。とくに、中部国際空港はわが国で初めての国内・国際一体の24時間運用ハブ&スポーク空港。運用次第で、地方の海外旅行需要を大きく取り込めることができ、関西国際空港のみならず、成田空港にとっても手強い競争相手になる可能性がある。 中部国際空港会社の山下副社長は中部国際空港の「売り」として、国内線の便数が関空、成田よりも圧倒的に多いことをアピール、中部地区だけでなく、全国の旅客の乗り継ぎ需要を取り込むことを明言している。 現名古屋空港の国内線は全国27都市へ1日95便が就航しており、これは成田空港の16便、関西空港の46便を圧倒している。現名古屋空港の需要規模は年間で1000万人程度で、2600万人の成田空港(2003年暦年実績)、1600万人(2002年度実績)の関西空港より少ないが、関空国内線の伊丹へのシフト化、成田への国際線一極集中による地方国際線の減便の流れの中で、地方の海外旅行需要を取り込むことで中部地区の需要の少なさをカバーする戦略だ。 中部国際空港がハブ空港としての機能を十二分に発揮するためには、大前提に国際線ネットワークを充実させる必要がある。このために、ジャンボ機着陸料を69.5万円に設定、IATAに提示した。 既に、旅客便ではANAが上海週7便、ソウル週7便のDほか2路線を検討中で、JALはパリ週7便、中国・地点未定週3便、バンコク週7便、釜山週7便、マニラ週4便、エアカナダ週5便で、ここまででトータルでは週50便の増便となる見通し。さらに、ベトナム航空が航空交渉での合意を前提に就航を表明している。貨物便ではJALが北米に週3便増の週5便、NCAが北米、アジアに週4-5便を新規就航予定で、合計で7-8便の増便が見込まれている。 ここまでで国際線は2004年2月時点で旅客便が週201便、貨物便が週4便となっているものが、旅客便は週254便、貨物便は週11-12便へ増える見通しが立ってきた。これに、現在名古屋空港に乗り入れているノースウエストとルフトハンザも増便する可能性を示唆している。 中部国際空港会社は開港初年度の旅客数を1200万人とするためには週300便を一つのメドとし、とくに国際長距離路線の就航に期待を寄せている。これは国内・海外の乗り継ぎをアピールする上でも重要なポイントになるとしている。 中部地域は「トヨタ」のお膝元ということもあり、ビジネス需要が高く、現在中部地域から欧米へ行くビジネス客の約8割は名古屋空港でなく成田空港を利用していることから、これを中部にシフト化し、ビジネス需要の取り込みを狙う。 また、観光需要では中部国際空港会社は旅行会社に中部利用を全国的に訴えていきたい考えだ。既に、地元の名鉄観光サービスは中部開港を前提にした実績づくりを推進している。 ただ、現段階では中部国際空港に対する関心は高いものの、模様眺めのエアラインが多く、ウインタースケジュールが策定する夏場には定期便開設へ一挙に動き出す可能性がある。場合によっては、関空から中部への国際線シフトもあり得るかもしれない。 既に地元では中部開港を控えて体制固めが進行しており、旅行会社、ホテル、空港関連会社は要員増でビジネス拡大を狙う。地元経済界によると、中部開港で産業規模は2〜3割増加するという。 名古屋駅に聳える名古屋マリオットアソシアホテル、そして来年の中部国際空港、そして名古屋駅前に建設中の45階建て「トヨタビル」が中部の象徴になり、その核となるとは「トヨタ/中部空港」だろう。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2004-02-23 00:00
| 航空・旅行
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