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中国の旅行需要回復が本格化している中で、首都北京と香港特別行政区の日本人旅行者の戻りが遅れている。中国国家観光局の張西龍東京首席代表は、今年の中国(香港除く)への日本人訪問者数は02年の320万人を超え、過去最高を予想しているものの、北京の需要回復は思わしくない。 日本人の訪中者数は今年1−5月累計で02年比8%増と好調に推移しているが、北京だけを見ると、1−5月累計は02年比23.9%減の14万1411人にとどまった。SARSで壊滅的打撃を受けた5月は、03年比では30倍以上の伸びだが、02年比は29.9%減の3万6448人と3割ダウンしている。 今や日米間を凌ぐ日中間のビジネス拡大を受けて、訪中日本人の6割がビジネス客というほど中国はビジネス需要に支えられているが、訪問先は杭州線の開設効果もあり、上海を中心とする揚子江デルタ地域の訪問者数の大幅増加が、中国旅行需要回復の最大の要因だ。 日本人の上海への訪問者数は1-3月の累計で既に27万人を超えている。中国市場への旺盛なビジネス需要と比べて、観光需要の伸びは今一つだが、需要の中心は上海で、今後は北京へのリカバリー策が中国旅行のカギを握ると見られる。 こうした状況を受けて、北京市旅游局から于長江局長ら観光関係者が先頃来日、日本の旅行会社を対象にインセンティブ・プログラムや新商品発表に対する表彰制度を実施することを明らかにし、北京市への日本人訪中者数を02年レベルの54万人を超える目標を示した。02年レベルを超えるためには、下期の需要回復策に掛かっている。 一方、香港も依然として厳しい状況を迎えている。1-5月の香港への日本人訪問者数の累計は前年比10.4%増の38万8503人、02年比で30%減。5月は昨年のSARSの反動で691%増だが、02年比では24.7%減の状況だ。 4月からの香港から日本への短期観光目的のビザ免除、香港ドラゴン航空の成田−香港線の就航など、日本−香港間の旅行市場には追い風は吹いているものの、アウトバウンドについては、それが結果として実を結ぶのは下期が勝負となる。 既に、HKTBは今年から香港の新しい魅力を訴求する大型キャンペーン「香港新発見!」を展開し、日本人旅行者の需要回復に努めているが、下期もさらにパワーアップして継続する。とく、HKTBと日本−香港間を運航する航空各社4社と共同で、一般消費者向けにモニターツアー、旅行会社向けに特典を提供するなど旅行需要回復に手を尽くす。 HKTBでは、日本の海外旅行市場でデスティネーション間の競争が激しくなっているとして、4〜5月に掛けて大規模なマーケティングリサーチを実施、その結果、香港のブランドイメージの再構築が必要として、従来のグルメやショッピングに加えて、「ヘリテージ・カルチャー・フェスティバル」、「シティ・ハーバー・グリーン」を加えて、新しい観光素材の発掘、紹介に努めている。 夏休みの海外旅行需要動向を見ると、ビーチリゾートが好調だが、それはともかくとして、中国・香港の場合は、都市間のデスティネーション競争に厳しい状況を強いられていると言える。とくに、上海と比べて、北京、香港がどういう魅力を打ち出し、ブランドイメージを構築していくかが重要となるだろう。(石原)
by yoshiro.ishihara
| 2004-07-19 00:00
| 航空・旅行
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