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ホールセラー各社の2007年度上期旅行商品がほぼ出揃った。各社の取り巻く環境が旅行商品にも反映され、強気の攻勢に出る会社や立て直しを図る会社など状況は様々だ。 最大手ルックのJTBワールドバケーションズは、ここ数年「マイセレクト」の造成により旅行商品の自由度、選択肢を大幅に広げ、それが定着したことで06年度販売人数は4.4%増の136万人を見込み、07年度は3.4%増の141万人を目標とする。伊藤社長は「ルックはFIT市場を吸収し、スーパーパッケージに進化した」と明言、07年度上期に打ち出した他社と差別化する団塊世代を睨んだ「快適宣言」はJTBグループの“勝利宣言”のようにも受け取れる。 伊藤社長は「ルックで全市場に対応し、拡大路線を継続して価値価格を追求する。ルックはプライスリーダーではなく、トレンドリーダー、コンテンツリーダーをめざす」と述べた。 ルックJTBはトレンドリーダーをめざすとしても、メディア商品も販売するJTBグループとして捉えれば、やはり旅行業界ではJTBがHISと比肩するプライスリーダーであることは誰もが認めるところだ。 一方、JTBと対照的に経営環境が厳しいのはジャルパックだ。言うまでもなく、日本航空(JAL)がレジャー路線をリストラしたことによる供給減に比例して、経営規模が縮小せざるを得ない現状だが、そうした状況の中でも健闘している。 06年度のJALの国際線供給が前年比15%減なのに対して、ジャルパックの販売見込人数は7%減に留めた。07年度もJALは国際線をリストラし、供給はさらに前年比5%減が見込まれるのに対して、ジャルパックの販売人数は6%増を目標とする。主力のハワイ、グアム線のリストラが終わり、観光路線の運休、減便が一段落したことから今年は前年比プラスを見込んでいる。 ジャルパックの梶社長は、「06年度通期は利益を確保するが、減収の中でのリストラ益であり、一日も早く増収増益をめざす」と述べているが、JALの経営再建が軌道に乗るまでは、ジャルパックとしては今後も厳しい経営環境が続くだろう。 JALのインハウスとして、海外旅行商品を造成することがジャルパックの主力事業では、大幅な増収増益を計上することはなかなか難しい。JALは既に本業集中を事業方針の核とし、グループ各社の事業見直しを進めていくことを打ち出しているが、もしそれなら、ジャルパックをはじめジャルツアーズ、ジャルトラベルなどJALグループの旅行会社を統合して経営基盤を強化させるのも選択肢の一つではないか。 海外旅行と国内旅行の商品造成会社やリテーラーを統合することは難しいかもしれないが、ANAグループはANAセールスが先行して事業展開しており、ビジネスモデルにはなる。 ところで、各社の07年度販売目標人数をみると、ルックJTB3.4%増、ジャルパック6%増、近畿日本ツーリスト(KNT)のホリデイ7%増、ANAセールス(上期)10%増と、各社ともに07年の海外旅行者数が1.5%増の1780万人程度と予想される中で、強気な目標を立てている。 とくに、中国方面に限ると、ルックJTB25%増、ジャルパック16%増、KNTホリデイ8%増、ANAセールス66%増。KNTを除く各社は中国方面が最大の伸びを予想する。05年の反日問題の影響から06年は回復し、さらに06年後半に日中間の増便が実施され、今年度もさらに航空輸送量の拡大が見込まれることから、中国方面への期待は大きい。 今年は昨年から続いた「日中観光交流年」から3月に「日中国交正常化35周年」へバトンタッチされ、大規模な記念事業が計画されている。中国需要が回復したといってもビジネス、貨物と比べれば観光はこれからだ。 07年度は各社とも、今年からリタイアが始まる団塊世代に向けた高品質商品に取り組んでいるのが特徴だが、中国方面については販売人数とともに、高品質商品で収益性を高めることをぜひとも望みたい。(石原) ※関連リンク 航空新聞社
by yoshiro.ishihara
| 2007-01-31 15:24
| 航空・旅行
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